美は一日してならず~そして欲張りな彼女は美しく咲く~

 

寒段差の激しい今日この頃、自律神経は健全に機能しておりますでしょうか。

そこそこに気候のよい季節で、睡魔に日々襲われております。

 

そんな中、植物たちは元気に活動を始め、新芽が吹いてきております。

植物が元気ならば虫たちだって元気です。只今「アブラムシ注意報」が発令中です。

先日の天気の良い日に早朝ランニングならず、早朝消毒を行いました。

爽やかな朝なのに爽やかな気分にはなれなかったです。

しかし、大切な作業です。放置しておいたら花々は吸いつくされ、アリと結託して樹木は幹を弱らせていきます。

冬にも消毒、春にも消毒、夏にも消毒と、まめにしてやらないといけません。

 

消毒と寒肥によって肥えた土で今年も美しく咲いてくれました。

今はスタジアムのバラが楽しみです。

推しのタイタンビカスは芽が出始めたころ。この子はバラ同様に肥料喰いなので気持ち多めにやっておりました。

なんということでしょう、タイタンビカス横に芽吹いた多年草のオルレアが他に比べ、倍の大きさに育っていたのです。

確実に養分をかすめ取りながら成長。高低差もあり綺麗に咲きました。

ただ、彼女の為に肥料をあげたわけではない。「私の推しが」とも思わなくはないです。

 

肥料、消毒、せん定と、日々の手入れでこうやって元気に育ってくれるとうれしいものです。

彼女らも生きもの。目には見えずとも激しい生存競争がおこなわれているものと思われます。より貪欲なモノが一花咲かせる熾烈な争い。

そんな殺伐とした事を考えながら花を愛でるのも一興かなと思いながら、日々の手入れに精をだしております。

(北の駐輪場にひっそりと咲く、白き乙女「モッコウバラ」)

(スタジアム北、ただ見エリアに咲く 「ベニトキワマンサク」)

 

(文:ブルーナ春暁)